ナブテスコ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:木村和正)の住環境カンパニーは、新規事業としてデジタルサイネージ一体型自動ドアによる広告配信サービスの提供を開始します。併せて、自動ドア用デジタルサイネージディスプレイの販売を商業施設や交通機関向けに開始しました。
当社はデジタルサイネージ一体型自動ドアを広告メディアとして運用するサービスを2024年4月より開始します。当面のターゲットとして大学向けの展開を想定しており、大学構内にある売店などの入り口にデジタルサイネージ一体型自動ドア設置することで、大学生向けの商品の宣伝広告やリクルートを目的とした企業広告など、大学生向けの商品や企業認知を獲得したい広告主のニーズに応えるサービスを開始します。さらに自動ドアと自動ドア周辺の人流データをネットワークで収集するプラットフォーム「AD-LINK」と組み合わせることにより、デジタルサイネージ広告の効果測定も併せて提供することが可能となります。また、この新しいメディアを設置いただく大学の情報を配信することも可能なので、イベント案内などの学生に向けてのコミュニケーションツールとしても活用いただけます。
今後は、大学のみならず商業施設や公共交通機関などのさまざまな施設において、自動ドアを活用した広告配信サービスを順次展開する予定です。
(参考)大学向け自動ドア広告配信サービス
https://nabco.nabtesco.com/ad-link/advertisement.html
広告配信事業の開始に先立ち、当社は自動ドアと一体型のデジタルサイネージディスプレイの販売を2024年3月1日より開始しました。通行者の動線上にある自動ドアが新たな情報発信メディアとなり、等身大のインパクトある訴求が可能です。店舗や施設の入り口に設置することで、広告掲示や情報配信による購買促進や顧客満足度向上が期待できます。また、床置き型のサイネージとは異なり自動ドアの固定部に設置するため移動も不要で、施設利用者の動線を妨げることもなく安全にご利用いただけます。
<導入例>
■商業施設:小売店やショッピングモールなどにおいて、商品情報やイベント情報などを掲示することで、購買意欲の喚起や顧客体験価値の向上に貢献
■交通機関:サービスエリアや空港などにおいて、ご当地情報や天候・災害情報などを配信することで、観光の利便性や利用客の満足度向上に貢献
(参考)ナブコ自動ドアを活用したデジタルサイネージソリューション
https://nabco.nabtesco.com/nabco-select/signage/
ナブテスコは、建物用自動ドアについて国内市場シェア約55%を有しています。情報発信という新たな機能を自動ドアに付加することで、建物施設の付加価値や広告掲載企業の認知向上、施設利用者の購買促進などの課題解決に貢献してまいります。
■ナブテスコについて https://www.nabtesco.com/
2003年に帝人製機株式会社と株式会社ナブコの統合により誕生。独創的なモーションコントロール技術で、生産現場の自動化や陸海空の安全・安心・快適な移動を支える機械コンポーネントメーカー。
自動ドア事業は、1956年に初の自動ドア国産機を手がけ、主力製品である建物用自動ドアで国内市場シェア約55%を有する。国内では「NABCO」、海外では「GILGEN」の自動ドアブランドを展開し、保守サービスを行う販社ネットワークをグローバルに構築している。また、駅での乗降客の安全や列車の定時運行を確保するためのプラットホームドアも提供している。生産拠点は兵庫県神戸市、米国:ウィスコンシン州、スイス:ベルン州、中国:北京市。