インテージ、全国消費者パネル調査「SCI®」をリニューアル

インテージ、全国消費者パネル調査「SCI®」をリニューアル

企業の生活者理解の深化に向けて、調査対象カテゴリーとサンプルサイズを拡大

株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:檜垣 歩、以下:インテージ)は、全国消費者パネル調査「SCI®」をリニューアルし、新しいデータサービスの提供を開始します。今回のリニューアルでは、インテージが独自開発した調査専用のスマートフォンアプリを用い、調査モニターが購入したレシート明細情報と購入した商品のバーコード情報をスキャニングし、データ化する新しい調査方式に変更しました。これによって調査モニターの購買明細情報の回答負荷を大幅に軽減しデータの捕捉率を上げることで、データ品質を強化します。またデータの収集範囲を、購入した全バーコード付き商品へと拡大し、これまでご提供範囲外だった生鮮・惣菜等のデータサービスも順次ご提供を開始します。
なお、2025年1月よりサンプルサイズを現行の5万人から7万人規模へ拡大する予定です。

インテージは、「SCI」の日々の購買ログデータと、追加聴取した豊富な価値観プロファイリング項目(生活意識・価値観・健康意識・メディア接触情報など)を組み合わせ、消費財メーカー様や流通小売業様向けに、 Shopper(買い物客)とConsumer(消費者)のInsight(気づき)をご提供し、ブランドマーケティングやリテールマーケティングの戦略立案と施策実行支援、施策効果測定を支援します。

◎ 全国消費者パネル調査「SCI」リニューアルのポイント

リニューアルを機にロゴも刷新。シンボルマークはConsumer-centric の「CC」を表わし、 立体的なフォルムに購買を多面的に把握する意味を込めています。
リニューアルを機にロゴも刷新。シンボルマークはConsumer-centric の「CC」を表わし、 立体的なフォルムに購買を多面的に把握する意味を込めています。

1. データ品質の強化

スマートフォンアプリによるスキャニング方式へ調査手法を変更することにより、調査回答漏れが低減し、データ量が増加します。特に、コンビニエンスストアや自動販売機など屋外購買のデータ品質が従来よりも改善します。

2. 調査カテゴリーの拡張

購入した全バーコード付き商品を収集することで、生鮮・惣菜カテゴリーのデータサービスを順次ご提供します。これにより、従来「SCI」を主に利用いただいていた消費財メーカー様のみならず、流通小売業様における活用の幅もさらに広がります。

3. サンプルサイズの拡大

2025年1月よりサンプルサイズを現行の5万人から7万人規模に拡大する予定です。従来よりも、ブランドの購入者数やターゲットセグメントの分析サンプル数が増加します。

◎調査概要

名称全国消費者パネル調査「SCI®」(エス・シー・アイ)
調査対象者全国15歳~79歳の男女個人
調査対象者数設計53,600人(リニューアル後)設計70,000人 2025年1月~予定※※段階的にサンプルサイズを拡大リニューアル後のSCIのバックデータは2022年1月~(生鮮・惣菜は2023年1月~)の提供を予定
調査エリア全国
データ収集方法SCI調査専用のスマートフォンアプリによる、レシート、バーコードスキャニング方式
調査対象カテゴリー食品(生鮮・惣菜を含む)、飲料、日用雑貨品、化粧品、医薬品、タバコ※家庭内消費に限らず、屋外消費を含む※バーコードが付与された商品のみ
調査項目レシート画像、バーコード、購入日時、レシート合計金額、購入チャネル、購入金額、購入個数、付帯調査項目※付帯調査項目は飲料温度帯など、商品・購入チャネル・時期などによって異なります
※レシート画像のOCR結果から自動収集できる調査項目は自動入力(修正可)。またレシートが無い場合は手動で入力
報告データ100人あたり平均購入規模、購入率、購入者当たり購入規模、マーケットシェア など
報告サイクル月次、週次(速報)
提供形態提供ツール「iCanvas®」、Excel集計表、分析レポート など※生鮮・惣菜やレシートデータなどオプションデータはエクセル提供となります
その他生鮮・惣菜データは、2024年4月以降を目途に順次サービス開始を予定

◎今後の展開

対象カテゴリーのうち生鮮・惣菜については、2024年4月以降に順次サービスを開始します。
2025年1月には7万人規模へサンプルサイズを拡大する予定です。
一方、現行のSCIデータサービスについては2025年3月度データをもってご提供終了を予定しております。

また、今後はインテージグループの株式会社リサーチ・アンド・イノベーション社の『CODE』*と、『SCI』双方の購買ログデータやサービスの統合活用を推進し、お客様企業が生活者と直接コミュニケーションをとりながら、新たな価値ある顧客体験の創造やユーザー育成を行うことができる新サービスも段階的にご提供する予定です。これにより、消費財メーカー様や流通小売業様の“DXの促進”や“ビジネスプロセスの刷新”を支援してまいります。

https://www.intage.co.jp/service/platform/sci/

*『CODE』とは、レシートとバーコードを生活者自身がスマートフォンのカメラで読み取り、購買情報や商品評価・口コミを登録/蓄積しているお買い物アプリ。2024年1月時点、買い物登録MAU26万人、月間3,900万件のお買い物情報や累計1.1億件の商品評価、累計6,900万件の口コミを取得しています

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